シャンプーの種類について配合成分から分類してみた!男におすすめの3選!
『お使いになっているシャンプーは貴方に合っていますか?』
現在市販されているシャンプーは、選ぶのが困難なほど多種多様であり、どのシャンプーが自分に最適なのかを見極めるのが非常に難しくなっています。
それぞれメリット、デメリットの両面があり、一概にどのシャンプーが良いと決められるものでもありません。
人はそれぞれ頭皮環境が異なり、シャンプーに求めるものが違います。
頭皮環境に特に問題がない人は、ドラッグストアなどで市販されている安いシャンプーでも十分かもしれません。
他方、頭皮環境に何らかのトラブルを抱えている人は、それを解決してくれるようなシャンプーならば高価なものでもぜひ手に入れたい事でしょう。
頭皮環境は人それぞれ千差万別なので、大多数の人には使い心地の良いシャンプーでも、貴方にとっては使い心地の悪いシャンプーかもしれませんから。
自分の肌質、頭皮環境に合っているものが、貴方にとっての最高のシャンプーとなるはずです。
貴方にとっての最高のシャンプーを見つけるためにも、まずはシャンプーにはどんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのかを知ってください。
この記事では、わかり易くシャンプーの種類を解説していきたいと思います。
この記事が自分にとっての最高のシャンプーに出会える手助けになれば幸いです。
<タップできる目次>
【シャンプーの種類は?】
- 硫酸系(硫酸と付く成分)
- スルホン酸系(スルホン酸と付く成分)
- 石鹸系
- アミノ酸系
今お使いのシャンプーの「裏面」を確認してみてください。
成分が書いてありますよね?
シャンプーには、薬事法の規定に従って全成分が表示されています。
それでは、ひとつづつ詳しく見ていきたいと思います。
【硫酸系(硫酸と付く成分)】
ラウリル硫酸 Na、ラウレス硫酸 Na、パレス-3硫酸 Na
<メリット>
・利用者のメリットとしては、泡立ちもよく、洗浄力が強いので「スッキリ」した感じがする。
・生産側メリットとしては、生産コストが安い。
<デメリット>
・洗浄力が強いため、髪や頭皮の水分油分を奪い頭皮に強い負担をかけてしまう。
・強いタンパク質変性作用を持つ。
・魚などへの毒性があり、環境悪化の原因とも言われている。
オレフィン(C14-16)スルホン酸 Na
<メリット>
・利用者のメリットとしては、硫酸系と同様に泡立ちよく、洗浄力が強いので「スッキリ」感を持つことはできる。
・生産側メリットとしてもこちらもコストが安くできる。
<デメリット>
・硫酸系と同じくらい頭皮に負担をかけてしまう。
・こちらも強いタンパク質変性作用を持っている。
・魚などへの毒性あり。
カリ石ケン素地、石ケン分、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム
<メリット>
・硫酸系・スルホン酸系とは違い、肌に優しく、しっかりと汚れを落とす。
<デメリット>
・アルカリ性であるため、髪との相性がよくない(髪は弱酸性)。そのため、キューティクルがパサッとひらいて髪がきしむ。これを防止するために、シリコーンを入れている場合がある。
・アルカリを中和するために酸性リンスが必要な場合がある。
ココイルグルタミン酸2Na、ラウラミドDEA、ココイルグルタミン酸TEA
<メリット>
・もっとも低刺激と言われていながら、洗浄力は十分にある。
・頭皮トラブルに悩む人に好かれる。
・育毛サロンなどではこういった成分のシャンプーが主流。
<デメリット>
・原価が高い。
・シャンプーのすっきり感がその他の洗浄成分よりやや落ちる。
【それぞれのシャンプーの注意点】
上記に掲げたとおり、シャンプーの種類は大きく4つあります。
今使っているシャンプーがどんな種類のものか確認できましたか?
成分中に「〜硫酸」「〜スルホン酸」等の名前がつくものには少し注意が必要です。
なぜなら、頭皮に負担をかける「脱脂力」、「タンパク質変性作用」が強いため頭皮にダメージを与えやすいからです。
石鹸系のシャンプーは頭皮環境に優しいので好んで使われる人も多くいます。
でも、石鹸系のシャンプーにも注意すべき点があります。
石鹸系のシャンプーは、髪がきしみやすいためシリコーンが配合されていることが多いのですが、これが曲者です。
ご存知ではないかもしれませんが、シリコーンは髪の表面をコーティングするだけで、髪に浸透して保湿したりダメージを補修する効果は全くありません。
しかも、吸着力がとても強いため髪から剥がれる際にキューティクルを一緒に剥がしてしまうことがあるという点が最大の問題となります。
この点は是非とも注意したいところです。
アミノ酸系シャンプーは適度な洗浄力があり、必要以上に皮脂を洗い落とすことがなく頭皮の皮脂膜を守ってくれながら汚れを充分に落とすことができます。
またアミノ酸系シャンプーには、髪のダメージ部分に吸着して浸透し、保湿する動きがあるという大きな特徴があり、洗浄成分それ自体にトリートメント効果が期待できます。
しかしそんな優秀なアミノ酸系シャンプーにもやはり欠点があります。
それは、泡立ちが悪いということ。
市販のシャンプーをずっと使われてきた方にとっては、使い始めの頃は「もの足りない」印象を受けるかもしれません。
それぞれのシャンプーの特性を見極めて、自分に合ったシャンプーに是非とも出会ってください。
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